一般情報です
このページは個別の法律判断ではありません。契約、利用国、素材、生成過程、利用方法で結論が変わります。判断が必要な場合は権利者、契約担当者、個人情報保護責任者、弁護士等へ確認してください。
確認の軸
入力する権利
自分が保有・許諾を受けた資料か。契約や秘密保持で外部サービス入力が制限されていないか。
サービス側の扱い
個人向け/法人向け、学習利用、保持期間、管理者アクセス、オプトアウトを確認。
出力を使う条件
正確性、既存著作物との類似、人物・商標・個人情報、顧客契約を確認。
ケース別「確認するもの」
| ケース | 入力前 | 出力後 | 不明なら |
|---|---|---|---|
| 顧客資料をAIへ入力 | 顧客許可、委託契約、秘密保持、サービス契約、データ設定 | 顧客情報の残存、引用、アクセス範囲 | 入力しない。匿名化の可否も顧客へ確認 |
| AI画像を納品 | 参照画像を使う権利、ツール利用条件 | 既存作品・人物・商標との類似、メタデータ、納品先のAI方針 | 素材を差し替え、権利確認 |
| AI文章を納品 | AI利用可否、情報源の利用許諾 | 事実、引用、類似表現、著者表示、契約形式 | 出典へ戻り、人が書き直す |
| 既存記事をAIへ入力 | 複製・入力・改変の権限、引用目的 | 長い再現、特徴的表現の残存、出典 | 要点だけを自分で整理し、必要な許諾を得る |
| 社内資料をAIへ入力 | 社内AIポリシー、情報区分、承認済み環境 | 共有範囲、ログ、機密の再出力 | 社内担当へ確認し、承認環境以外へ入力しない |
| 個人情報をAI処理 | 利用目的、本人への通知・同意の要否、第三者提供・委託、越境、規約 | 不正確な個人情報、目的外利用、削除・訂正対応 | 個人情報保護責任者・専門家へ確認 |
一次情報から外せない注意
- 文化庁は、AI生成物の著作物性と、生成・利用が既存著作物の権利侵害になるかは別の問題として整理し、利用者向けチェックリストも公開しています。 [1] [2]
- 個人情報保護委員会は、生成AIの応答に不正確な個人情報が含まれるリスクも踏まえて判断するよう注意喚起しています。 [3]
- OpenAI利用規約は入力に必要な権利・許可を持つ責任と、出力の正確性評価を利用者側に置いています。 [4]
- 各社のデータ利用条件は個人向け、法人向け、API、設定、フィードバックで異なります。OpenAI、Anthropic、Googleの公式説明をサービス区分ごとに確認します。 [5] [6] [7]
- Googleは生成したオリジナルコンテンツの所有権を主張しないと説明していますが、第三者権利やサービス固有条件の確認は残ります。 [8]
納品前チェック
- AI利用を禁止または申告必須とする契約がない
- 入力素材を外部サービスへ送る権限がある
- 個人・機密情報の削除だけでなく再識別リスクも確認した
- 生成物と既存コンテンツの類似・引用・商標・肖像を確認した
- 事実、数値、固有名詞を一次情報で再確認した
- 納品先が必要とするAI利用表示・ファイル情報を確認した