再現テスト

実務プロンプトの作り方

同じモデル環境・同じ題材・同じ入力情報で、曖昧な指示と構造化した指示を比較しました。

執筆・調査:ぺんすと最終確認日:調査・確認方法を見る

再現テスト条件

  • 実行日:
  • 使用環境: 同じ環境を使い、取得できないモデル名は推測しない
  • 題材: 同一の3つの確認済み事実を使った「AIツール利用前チェック」の作成
  • 試行回数: A・B各1回
  • 評価: 指示どおりか、構成、情報の抜け、不要情報、出典の確認、再修正

固定した検証用資料

  1. 個人向けChatGPTの会話は、設定でオプトアウトしない場合にモデル改善へ使われることがある。 [3]
  2. OpenAI利用規約は、出力を唯一の事実情報源にせず、用途に応じて正確性を評価するよう求めている。 [2]
  3. 生成AIへ個人情報を入力する場合、個人情報保護法上の義務と提供事業者の利用規約・プライバシーポリシーを確認する。 [4]

[1]

A: 短く曖昧な指示

AIを仕事で使う前のチェックリストを書いて。

実際の出力

一般的な項目は並びましたが、根拠番号、対象読者、出力数、未確認事項の扱いは揃いませんでした。

B: Goal(目的)/ Context(前提)/ Constraints(条件)/ Evidence(根拠)/ Output(出力形式)

Goal(目的): 初めて生成AIを顧客業務に使う人が、入力前に停止判断できるチェックリストを作る。 Context(前提): 上記の検証用資料にある3つの事実だけを使う。 Constraints(条件): 新しい事実・料金・法律判断を追加しない。不明点は「要確認」と書く。成果を保証しない。 Evidence(根拠): 各項目に検証用資料の番号を付ける。 Output(出力形式): 「確認項目 / 停止条件 / 確認先 / 根拠」の4列、6行以内の表。

実際の出力

構造化した指示Bの実際の出力
確認項目停止条件確認先根拠
使用する製品・プラン個人向けか業務向けか判別できない契約画面・管理者1
モデル改善への利用設定設定または許可範囲が不明公式設定・組織ルール1
個人情報の入力可否法令上の義務や本人・顧客の許可が不明個人情報保護方針・契約3
利用規約・プライバシー条件適用条件を確認していない提供事業者の公式文書3
出力の正確性元資料へ戻って評価できない一次情報・担当者2

学習利用設定、入力権限、個人情報、出力の事実確認を4列で整理し、根拠番号と停止条件を付けました。指定外の料金や法的結論は追加しませんでした。 [1]

評価結果

曖昧な指示Aと構造化した指示Bの評価比較
評価軸AB
指示遵守依頼が短く、合否条件を置けない列・行・根拠・禁止事項を確認可能
出力構造一般的な箇条書き4列の判断表
情報の抜け学習利用条件・根拠番号が不安定固定した3項目を反映
不要情報一般論を足しやすい追加事実を禁止
ソース確認項目から根拠へ戻れない各行に根拠番号
再修正表・停止条件・出典の追加が必要語調調整を除き構造修正は小さい

再利用できる型

Goal(目的): Context(前提): Constraints(条件): - 使ってよい情報: - 追加してはいけない情報: - 不明点の表示: Evidence(根拠): - 各主張から出典へ戻れること Output(出力形式): - 形式: - 上限: - 確認項目:

構造化すれば内容が正しいと保証されるわけではありません。目的は、検査可能な出力条件を先に作ることです。

確認に使用した情報